ソムリエの海外就職

こんにちは。
WBSメンターのなーなです。

ソムリエの海外就職について

今(2023年1月17日)新しい就職先のドイツに向かう途中の飛行機でこの原稿を書いております。(アップは到着後)
こちらのYouTubeをご覧になっていただいた方も多いかと思いますので話が重複する部分も多いかと思います。

私が海外で就職することになった経緯や具体的にどのような行動をしたのかをお話させていただきたいと思います。

 

なぜドイツに就職先を決めたのか?

ドイツという国に行きたかったというわけでは私の場合はありませんでした。
ソムリエになる前は海外旅行が好きでバックパッカーでいろんな国を周遊していました。
いつしか、旅行で海外に行くよりかは生活をしてみたいと思うようになりました。

バックパッカーを一年くらい続けたのち、帰国した日本で働きはじめたお店は
お酒が飲めず、飲食業界のことを何も知らない私をソムリエエクセレンスの資格まで習得させてしまうくらい
私にとってはお料理もロケーションも歴史などあらゆることを含めて私の人生を変えてくれたお店でした。
(またこのことは別途記事にしたいと思います。)

お店で働く一方で心のどこかでは海外就職に対する希望を忘れつつもありました。
目の前の仕事やソムリエからエクセレンスの資格を習得するまで、とにかく毎日の目の前のことに夢中で時間は流れていきました。
飲食のことや料理の用語もまったく分からない。お客様のほうが詳しい方ばかり。

そういった状況下で、あらゆることを一から覚えていくのは大変ではありましたが充実して楽しくもありました。

そうしてソムリエエクセレンスを習得した後
自分の中で何かもう一つチャレンジしてみたい。
という願望が沸き起こりました。

きっと資格を習得された方であれば多くの方が頭をよぎると思います。
「何か次のことにチャレンジしてみたい」と。

そこで私が思いついたのが海外就職でした。

とはいえ、ワーキングホリデーを使える年齢もだいぶすぎており(汗)(;^ω^)

翻訳家並みに出来る言語もなく
パソコン一つで仕事ができるわけでもなく
エンジニアやプログラミング、美容関係、料理など専門的な技術や手に職もなく

残ったものが
日本で働いていたお店での経験と
ソムリエエクセレンスの資格でした。

それを武器に

ネットを通じて探したキーワードは
「海外」「求人」「日本人」「ソムリエ」
でした。

海外で日本人ソムリエとして経験を積んだ人を探しているところを探すしかなかったのです。

そこでヒットした数少ない求人のうちのひとつが「ドイツ」

他にも2社、就職の話を進めていただけた会社はありましたが
私にとってはドイツでの日本料理立ち上げについての求人が最も魅力的に映りました。

ソムリエエクセレンスの資格は
何もなかった私にとってはとても強い武器となりました。

 

実際のアクション

多くはありませんでしたが、何件かヒットしました。
とにかくダメ元でもあたってみると、
3件ほど採用の話を進めてくれるお店がありました。
ドバイ、ニュージーランド、ドイツ
この3カ国と話し合いが進みました。

いずれのお店も日本人のスタッフやオーナーがおり、話は日本語で進められた点が良かったです。
日本人のネイティブとしての海外に日本料理を提供したいというコンセプトのお店でした。
私自身には日本料理のお店で働いた経験もなく、懐石や寿司などには明るくはなかったのですが

趣味で着物を着ていた点、経験年数は少なかったですが、茶道の手習いをしていたこと

これをアピールポイントに盛り込みました。

、、、、使えるものは何でも使いました

一方で現時点でできないスキルも明確にしておきました

 

内定までの経緯


・語学(英語、スペイン語)
接客で必要なレベルで語学テストを受けたわけではないので点数が明確ではない。

・バーテンダーとしての経験
ソムリエの業務上一般的なカクテルは対応できるが、本格的なスキルはまだないこと

自分のやってみたい仕事に焦点を絞っていく
最終的にはここを一番重要視しました。

それぞれのお店のコンセプトや、さらにはそれぞれの国柄
生活がかかっていますので、国の暮らしやすさ、給与、休日、福利厚生などは
自分の性格とすり合わせをします。

私にとってはドイツのお店が一番響いた結果となりました。

まずはお店のコンセプト。
ドイツのその地域の食材で日本料理を展開するということをモットーとしていました。
これは私がずっと勤めていた岐阜県のお店もオーベルジュの形式で地産地消をコンセプトにしていたため、
地域の食材を料理人を介して提供し、そこでしか味わえない料理に変換をするという意見には賛同できました。

余談ですが、これは実際にドイツに渡って気づいたのですが
近距離で手に入る食材を使うということはガソリンや運送にかかるコストを削減するという観点でエコでもあるそうです。

働きやすさ
日本の飲食店やサービス業ではありがちですが、休みがないという状態はなるべく避けようと思いました。
どうしても仕事のキャパや内容を考えると休み返上でと働き勝ちな我々日本人ですが
休みをしっかりとっていて、それでいて生産性も高いドイツの働き方を見習ってみようということで
出勤カレンダーはよく確認をしました。

環境
日本人が展開するレストランということでオーナーも料理長の方も日本人であったことが心強かったです。

日本の中で求められるソムリエとしての像と
世界からの視点で求められるソムリエとしての姿は
日本での価値観とは若干異なると思います。

それについてはこれから私自身もこれから咀嚼してお伝えできればと思います。

 




こんにちは!WBSメンターでソムリエエクセレンスのなーなと申します。

このブログでは、情報の少ないエクセレンス資格について、できる限りわかりやすく、丁寧に解説しています。

たまに私のプライベートもご紹介しています(笑)

2022年度ソムリエエクセレンスは全合格者のうち占有率16.6%がWBS生でした。もっと上目指しています。

一発合格を目指す方、2回目3回目のかたも、ぜひ一緒に勉強して合格を勝ち取りましょう!

WBSのエクセレンス対策講義はこちら→